研究課題/領域番号 |
07771800
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 神奈川歯科大学 |
研究代表者 |
辻上 弘 神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (20207377)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | スフェロイド / 免疫組織化学 / 歯周組織由来細胞 / I・III型コラーゲン / PCNA / オステオカルシン / 線維芽細胞増殖因子 / FDA-PI |
研究概要 |
我々は歯周組織由来細胞凝集塊(スフェロイド)を形成させその特徴を明らかにすることで自家組織移植療法へ応用する可能性を検索し、ヒト歯根膜由来細胞(HPLF)、ヒト歯槽骨由来細胞ならびにヒト歯肉由来細胞を用いてスフェロイドを形成させた。そしてスフェロイド構成細胞が主要な細胞外基質成分であるI.III型コラーゲンを産生すること、スフェロイドには増殖細胞核抗原陽性の増殖能を有する細胞と陰性の増殖能を持たない細胞とが混在していることを明らかにした。またスフェロイドは形成後40日においても再び培養皿への細胞の伸展増殖が確認された。すなわちスフェロイドは豊富な細胞外基質成分で満たされ、構成細胞は増殖能を有するとともに、さまざまなサイトカンイを産生していると考えられた。またこれらのことより歯周組織由来細胞スフェロイドの自家移植材としての可能性を示唆したものと思われた。またスフェロイドという培養形態を呈したHPLFの有する特徴について明らかにする目的で、骨系細胞の特徴の1つであるオステオカルシン(OC)を用い、また、組織修復や骨系疾患の治療法への応用が期待されている線維芽細胞増殖因子(FGF)に対して免疫組織化学的に検索した。さらに、スフェロイド構成細胞の生死やその分布密度等を蛍光染色法にて検索した。その結果、スフェロイドを構成する細胞はほとんど生細胞であり、HPLFスフェロイドにおいて0CおよびaFGF,bFGFの存在が確認されたことから、HPLFはスフェロイドという培養形態において骨系細胞の特徴を強く発現することが示唆され、組織修復に関与するさまざまな生理活性物質を産生しているものと推察された。これらのことより歯周組織再生療法への応用に対する可能性をも示唆するものと考えられた。
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