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精神的ストレスが心因性顎関節症患者に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 07771825
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関東北大学

研究代表者

坪井 明人  東北大学, 歯学部, 助手 (00241646)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード顎関節症 / 心因性 / 精神的ストレス / 精神性発汗 / 頭頸部筋群
研究概要

近年,心理的要因の強い顎関節症患者の存在が注目されるようになってきた.しかし現時点では,心理的要因を的確に評価することは困難であり,これが心因性顎関節症患者の診断および治療を困難にする一因となっていると考えらえる.そこで本研究は,まず顎口腔系に機能異常の既往を持たない健常有歯顎者について,精神的ストレスが全身および顎口腔系に及ぼす影響を検索することにより,心理要素の評価法を検討した.被験者は,男性5名(24〜32歳,平均27.4歳)を用いた.精神的ストレスは,歯,歯肉,舌を電気刺激および機械刺激することにより負荷した.精神性発汗は高感度発汗測定装置を用いて測定し,さらに,後頭筋群から筋電図を導出した.これらを記録・分析し,その結果,以下のことが明らかになった.1.口腔内の電気刺激および機械刺激により,精神性発汗が認められた.しかし,刺激強度と発汗量との関係は明らかではなかった.2.精神的ストレスの負荷により,後頭筋群の自発放電量は増加する傾向が認められた.3.被験者は,応答性の高い群と低い群とに分けられた.さらに,刺激に種類に対しても応答性が異なることが明らかとなった.以上の結果より,精神的ストレスの負荷が頭頸部筋群の筋緊張に影響を及ぼしたことから,精神的ストレスは顎機能異常の原因および増悪因子となりうる可能性が示唆された.また,被験者には精神反応を惹起し易いものとそうでないものが存在し,個体差が大きいことが明らかとなった.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 平松伸一: "咬合接触面積に指標とした顎関節症患者の咬合バランス" 補綴誌. 39(94S). 24 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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