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義歯動揺量測定装置の開発-加速度とその変位量の関係の評価

研究課題

研究課題/領域番号 07771831
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

関田 俊明  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (90236092)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード全部床義歯 / 動揺量 / 加速度センサ
研究概要

全部床義歯は維持および支持を被圧変位性と可動性に富む口腔粘膜に依存しているため、機能時における義歯床の動揺・変位は避けることができない。しかし、義歯の動揺を最小に抑え維持・安定の向上を図ることは咀嚼・発音などの機能の回復、顎堤の保護の観点からも重要なことである。従って、機能時の義歯の動揺を定量的に把握し、それを直ちに臨床操作に反映できるような手法を開発することは意義のあることと考える。
その目的を実現するために、小型かつ簡便な加速度センサを用いた義歯動揺量測定装置の開発を平成6年度より始めている。本年度は平成6年度の基礎実験で得たデータをもとに、義歯に加えられた加速度とその変位量との相関を調べその重回帰式を決定し、さらにその当てはまり具合を検定する事である。その結果、以下のことがわかった。
1.加速度センサからの加速度波形の極性と変位方向との間に強い相関が認められた。
2.加速度センサからの加速度波形の第1振幅と変位量との間に強い相関が認められた。
3.加速度波形の減衰率と変位量との間に相関が認められた。
4.人工粘膜が変化すると加速度波形の減衰率が変化する傾向が認められた。
5.加速度波形の第1振幅とその減衰率とを説明変数に使って重回帰式を求めた。
今後、追実験を行って重回帰式の当てはまり具合を検討して行く計画である。さらに次年度では3個の加速度センサからのデータより義歯の変位を測定していくプログラムを開発して行く計画である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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