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夜間睡眠時における下顎運動検出装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 07771836
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

山下 秀一郎  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (80242212)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードブラキシズム / 睡眠 / 下顎運動 / フォトダイオード / EMG
研究概要

ブラキシズムに代表される夜間睡眠時の顎口腔系の異常機能は、顎機能異常発現の要因として注目されているが、その動態については未だ不明な点が多く残されている。本研究では、夜間睡眠時における咬頭嵌合位付近の下顎運動を、高精度でかつ被験者に異物感を与えることなく記録可能な検出装置を開発すること、さらに、この装置を正常者並びに顎機能異常者に対して応用し、睡眠時の下顎運動様相を詳細に観察することを目的とした。
今年度の実施結果は以下の通りである。
1.下顎運動検出装置の製作
咬頭嵌合位を中心として数ミリの範囲における下顎の上顎に対する空間的位置を検出するために、小型PINフォトダイオードを応用したセンサーを用いて新たに装置を開発した。この測定装置は、PINフォトダイオードを上顎歯列に、発光ダイオードを下顎歯列にメタルスプリントを介して装着する形式で、下顎の上顎に対する相対的位置を前頭面上で二次元的に検出する。センサ受光面の範囲内であれば変位と出力の関係はほぼ直線的であり、センサ中央付近で最大約150μm、センサ周辺部で最大約300μmの誤差が認められた。
2.下顎運動検出装置の被験者への応用
本検出装置をブラキシズム患者(26才および29才の成年男子2名)に応用し、夜間睡眠時の下顎運動を連続的に記録した。その際、左右側頭筋前部と左右咬筋浅部の4筋より筋活動も併せて測定した。その結果、従来の測定方法では把握しきれなかったグラインディング発現時の顎口腔系の様相を解析することが可能となった。
尚、本研究成果の一部は、第93回日本補綴歯科学会学術大会並びに第6回Meeting of the International College of Prosthodontistsにて発表した。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 山下秀一郎: "夜間睡眠時における下顎の運動様相について" 日本補綴歯科学会雑誌. 39巻特別号. 107 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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