研究課題/領域番号 |
07771899
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
補綴理工系歯学
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
杉山 貴彦 日本歯科大学, 新潟歯学部, 助手 (00226474)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | インプラント / 側方応力 / 応力緩衝機構 / リモデリング |
研究概要 |
応力緩衝機構の有無条件は、IMZインプラントの応力緩衝機構を使用するタイプとしないタイプの2条件とし、側方応力負荷条件は、2本のコイルスプリングを用いて隣接するインプラント体に約1kgを負荷したものと負荷無しの2条件とした。 この2因子4条件を成犬(シェパ-ド犬、2歳)2頭の両側下顎P1からM1の無歯顎部位に植立したインプラント体12に設定し、インプラント内部に設計された応力緩衝機構の側方応力に対する緩衝効果が、周囲骨組織のリモデリングに及ぼす影響をコンタクトマイクロラジオグラム、螢光顕微鏡、光学顕微鏡により観察を行った。 塩酸テトラサイクリン15mg/kgを用いたラベリングスケジュールは、上部構造体装着時を1回目とし、21日間隔で合計4回行った。またコイルスプリングの交換も同時に行った。 結果、応力緩衝機構のない場合、インプラント周囲骨は空疎な状態であり、多くの骨吸収部を認め、インプラト体界面の周囲骨表層からの非生理的な骨のリモデリングを生じていた。しかし応力緩衝機構がある場合、インプラント周囲骨は緻密で、オステオインテグレーションを維持し、骨質内部からの生理的なリモデリングが観察された。 従って、応力緩衝機構の側方応力に対する緩衝効果が、周囲骨のリモデリングに影響を及ぼすことが示唆された。
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