• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

電気化学測定法による歯科用合金の腐食試験 その7

研究課題

研究課題/領域番号 07771906
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関松本歯科大学

研究代表者

洞沢 功子  松本歯科大学, 歯学部, 助手 (20165567)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード電気化学測定法 / 腐食 / 歯科用合金 / 回転リングディスク電極 / 対流ボルタンメトリ
研究概要

電気化学測定法は、化学物質の変化を電気化学反応としてとらえ、電位、電流あるいは電気量などを測定尺度として調べることが可能である。歯科用合金の腐食の研究において、電気化学反応の律速段階を知ることは、耐食性を評価するうえから考えて重要である。そしてそれは、実用的に耐食性を向上させるためにもきわめて大切なことである。
昨年まで5年間の申請における研究で、電極と溶液の間に定常的な相対運動を起こさせる対流ボルタンメトリによって、歯科用合金の腐食機構を明らかにした。また、iR降下の補償を行なった測定ができた。さらに2ペンX-Yレコーダの購入で、回転リングディスク電極法の測定装置を揃えることができた。本年度申請の研究において、リングディスク電極を自作し、リング電極の材質と補足率の決定を行った。
1.補足率は、ディスクの半径および、リンク内外の半径によって決まる電極固有の定数であるが、今回いくつかの形状で自作してみた結果、電流のリ-クがないように隙間を完全に密閉するのがうまく行かず、最適補足率の決定が行えなかった。
2.リンク電極の材質を、各歯科用合金について決定することができた。補足率は、反応中間体の同定、競争反応の反応割合決定と反応速度の算出に、大変重要な役割を果たす。しかし、リングディスク電極の作製は複雑で時間を要する。円柱状電極と絶縁材料の間に溶液がしみ込み、電流のリ-クがないように密封するのに工夫が必要である。ディスク部分のみのスペア化には、さらに工夫が必要である。今後この点を改良し、組成が多岐に渡る歯科用合金の腐食速度の算出に研究を進めるものである。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 洞沢 功子: "金-銀-銅糸合金のサイクリックボルタンメトリ法による耐食性評価に関する研究" 歯科学報. 96. 45-66 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi