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顎骨への海面骨移植による骨形成因子の活性化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07771947
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関九州大学

研究代表者

窪田 泰孝  九州大学, 歯学部, 助手 (60205151)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1995年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード顎骨嚢胞 / 骨吸収 / サイトカイン
研究概要

平成7年度は、顎骨における骨吸収調節機構を解明するために、顎骨嚢胞(角化嚢胞、濾胞性歯嚢胞、歯根嚢胞)を対象とし、顎骨嚢胞の骨吸収におけるサイトカインの関与について1)嚢胞内容液中のIL-1α、IL-1β濃度をELISA法にて測定するとともに、2)嚢胞壁組織におけるIL-1α、IL-1βの局在について免疫組織学的に検索を行った。
結果:角化嚢胞、濾胞性歯嚢胞、歯根嚢胞における嚢胞内容液の平均IL-1α濃度はそれぞれ223.5pg/ml、68.3pg/ml、13.9pg/mlで、角化嚢胞でより高く、IL-1β濃度はそれぞれ168.1pg/ml、201.7pg/ml、83.6pg/mlで角化嚢胞、濾胞性歯嚢胞において高かった。嚢胞壁組織での免疫組織学的に検索では、嚢胞上皮、毛細血管にIL-1α、IL-1βの発現が認められた。一般に歯根嚢胞は顎骨内で小さな骨吸収病変を形成し、角化嚢胞、濾胞性歯嚢胞は大きな骨吸収病変を形成する。以上より、角化嚢胞、濾胞性歯嚢胞では嚢胞上皮ではさかんにIL-1α、IL-1βを産生し、骨吸収を促進しているものと考えられた。今後は、in situ hybridizationにて嚢胞壁でのIL-1α、IL-1βのmRNAの発現について検討を行っていく予定である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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