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ラット大胸筋,僧帽筋における神経支配と異種末梢神経接合に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07771962
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

森本 佳成  奈良県立医科大学, 医学部, 助手 (00264870)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード大胸筋 / 脊髄 / 交感神経 / horseradish Peroxidase(HRP)
研究概要

本年度の研究により、次の事項が解明された。
1)口腔顎顔面領域を支配する交感神経は、すでにわれわれの研究により、上頸神経節の中枢側1/2からの交感神経線維によるものであることが判明している。そこでさらに、上頸神経節の節前線維の脊髄内における局在について検討した。すなわち、上頸神経節にhorseradish peroxidase(HRP)溶液を漏洩なく注入し、tetramethyl benzidineにより発色処理を行いて、脊髄内の標識細胞の局在と大きさを計測した。その結果、上頸神経節と連絡する節前線維は、C_8-T_5の脊髄レベルの側角領域に局在していた。細胞体の大きさは12.3μmと小さかった。
2)大胸筋の脊髄神経支配および交感神経支配を検討するため、大胸筋の各部(鎖骨部,胸肋部,腹部)にHRP溶液を注入し、脊髄内および頸胸部交感神経節の標識細胞の局在を観察した。その結果、大胸筋の支配神経は、脊髄においてはC_6-T_1のレベルに局在し、その局在は鎖骨部,胸肋部,腹部と下方に行くにしたがって下方へ移動するようである。また交感神経の起始細胞はすべて星状神経節に局在しているようである。
3)今後は、(1)僧帽筋内にHRP溶液を注入し、脊髄内および頸胸部交感神経節の標識細胞の局在等を観察する。(2)舌下神経を切断後、大胸筋皮弁を作成し、その支配神経の断端を舌下神経の近心端とマイクロサージェリーの手法により接合する。動物を一定期間生存させ、大胸筋皮弁内の筋内にHRP溶液を注入し、舌下神経核の細胞標識の有無またはその局在を観察し、どのくらいに期間で神経の接合がどの程度行われるかについて検討する。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 森本佳成,他2名: "ラット上頚神経節節前細胞の脊髄内局在および大きさについて" 奈良医学雑誌. 46. 223-227 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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