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人口歯根と骨誘導蛋白を用いた顎骨再建に関する実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07771980
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関東京歯科大学

研究代表者

小澤 靖弘  東京歯科大学, 歯学部, 助手 (70246354)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード骨誘導蛋白 / 人口歯根 / Sinus lift
研究概要

平成7年度は担体としてアテロコラーゲンを選択し、骨誘導蛋白との複合体を作製した。これをマウス大腿部筋肉内に移植し、以下の結果を得た。尚、対照としてアテロコラーゲン単体、骨誘導蛋白単体を移植した。(1)アテロコラーゲンは骨誘導蛋白の担体として組織吸収性には優れているが、賦形性は乏しかった。(2)骨誘導能および骨形成の経時的変化は、複合体移植と骨誘導蛋白単体移植を比較してX線学的、組織学的に大きな違いはみられなかった。(3)アテロコラーゲン単体の移植では骨は形成されなかった。
人口歯根の植立を前提として、骨誘導蛋白の移植によるSinus Liftの実験を行った。すなわち家兎の鼻腔より鼻腔粘膜を剥離し、粘膜と骨の間に骨誘導蛋白を移植した。骨誘導蛋白は成牛の骨皮質より抽出し、ゼラチンカプセルに封入して移植した。また粘膜を剥離しゼラチンカプセルのみを移植したものを対照群とした。術後1ヵ月で屠殺し、以下の結果を得た。(1)移植群では鼻腔粘膜と上顎骨の間に骨が形成されていた。(2)これを組織学的に観察し、既存の骨とは別に骨が新生していることが確認された。(3)対照群では新生骨の形成はみられなかった。
従ってアテロコラーゲンは骨誘導蛋白の担体として、賦形性の必要の無い部位への応用は有用であることが明かとなった。また、従来ではSinus Liftに自家骨等を移植していたが、今回の研究で自家骨のかわりに骨誘導蛋白が使用可能であることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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