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CT三次元画像の頭蓋形態分析への活用に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07772037
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

永田 順子  鹿児島大学, 歯学部, 助手 (50264429)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードCT / 三次元画像 / 頭蓋形態分析 / スライス幅 / 寸法変化
研究概要

本研究は,CT三次元画像を頭蓋形態の定量的分析に用いるための基礎データとして,画像の誤差と変形の大きさを調べることを目的とした.
乾燥頭蓋骨を生体に近い状態で撮影するため,水を満たした円筒状のアクリル容器に入れた.X線CT装置で,スライス幅とテーブル送り幅を1mmから5mmの5種類に設定してヘリカルスキャン撮影を行った.撮影データから三次元画像を作成し,頭蓋骨と比較して三次元画像の再現性を調べた.三次元画像と頭蓋骨を計測し,計測値の比較から寸法変化率とひずみを求めた.
CT三次元画像は,単純X線写真では観察することが困難な犬歯窩や頬骨弓の豊隆,頬骨突起の凹彎部など,頭蓋骨表面の凹凸を鮮明に再現していた.しかし,スライス幅が大きい画像では,薄い骨や細い骨,細かい穴,狭い間隙など,微細な構造の再現性が悪かった.寸法変化は,スライス幅2mm以下の画像では1%,スライス幅3mmから5mmの画像では2%程度と小さかった.しかし,スライス幅5mmの画像では部位によっては微細な構造が十分に再現されず,寸法変化が5%以上を示したものもあった.画像のひずみは,すべてのスライス幅の画像で見られなかった.
これらの結果は,第40回西日本歯科矯正学会にて発表した.その後,本研究の結果をもとに,CT三次元画像を臨床での頭蓋形態分析へ応用し,第54回日本矯正歯科学会および第18回日本口腔科学会九州地方会で発表した.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 相星順子,他: "CT三次元画像の頭蓋形態分析への活用に関する基礎的研究" 西日本歯科矯正学会雑誌. 40(2)(印刷中). (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 永田順子,他: "顔面非対称症例の外科矯正治療におけるCT三次元画像の活用" 第54回日本矯正歯科学会抄録集. 88 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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