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新規血圧調整因子アドレノメデュリン関連ペプチドの合成及びその構造活性相関研究

研究課題

研究課題/領域番号 07772119
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 化学系薬学
研究機関京都薬科大学

研究代表者

藤原 洋一  京都薬科大学, 薬学部, 助手 (60199396)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードアドレノメデュリン / 構造活性相関 / モノクローナル抗体 / Fmoc型固相ペプチド合成 / メサンギウム細胞
研究概要

本年度の研究の実施結果について以下に述べる。
1.生物活性の検定に供するアドレノメデュリン(AM)関連ペプチドhAM(1-15), hAM(15-31), hAM(22-52)の合成をFmoc型固相ペプチド合成法により行い,最終脱保護はほうふっ化水素酸法を用いて行った。得られた粗製品をHPLCにて精製を行うことで高純度の目的物を得た。
2.それぞれの生物活性を測定してみたが,いずれも低いcAMP上昇活性しか示さなず有用な知見が得られなかったので,これらを免疫科学的な研究に使用することにした。
即ち,AMのN末端部hAM(1-15),ジスルフィド結合を含有する中央部分hAM(15-31)及びC末端部分hAM(22-52)に対するモノクローナル抗体の作成を試みた。その中で,ジスルフィド結合を含有する中央部分hAM(15-31)に関して,モノクローナル抗体を得ることができた。
3.抗体は特異的且つ高親和性(Ka=2.5X10^<10>M-1)を示し,このラジオイムノアッセイ系(RIA)はヒト及びラットのAM等モルを認識し,IC_<50>値は8fmol/tubeと高感度であった。このRIAによりウシ内皮細胞,ラット血管平滑筋細胞及びメサンギウム細胞培養上清AM免疫様活性を検出した。
以上,AMに対し特異的且つ高親和性のモノクローナル抗体を作成できた。この抗体は今後のAMの生理学的意義の解明に有用であろうと考えている。
しかしながら,当初の目的であるcAMP上昇活性を指標とした構造活性相関の研究はあまり進展させることができなかった。今回,免疫科学的な研究に関して大きな成果がえられたが,今後はAMの別の部分をターゲットに構造活性相関の研究を行う予定である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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