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G蛋白質によるアラキドン酸カスケード制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 07772211
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関(財)東京都精神医学総合研究所

研究代表者

須賀 比奈子  (財)東京都精神医学総合研究所, 神経化学研究部門, 研究員 (50261186)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード細胞質ホスホリパーゼA_2 / Gタンパク質 / プラスタグランジンE_2 / アフリカツメガエル卵母細胞
研究概要

[方法](1)アフリカツメガエル卵母細胞に、各種の受容体、Gタンパク質、及び細胞質ホスホリパーゼA_2(cPLA2)のcRNAを注入し、発現させた。細胞を刺激して、遊離したプロスタグランジンE_2(PGE2)の濃度を測定した。また、細胞を破砕後、遠心し、上清及び沈殿のPLA2活性を測定した。(2)以下の改変cDNAを作製し、上と同様の実験を行った。
(i)cPLA2cDNAのHind III部位(1798)に終止コドンを挿入
(ii)cPLA2cDNAのKpn I部位(1078)からHind III部位(1798)までを削除
(iii)cPLA2cDNAのSac I部位(1555)からHind III部位(1798)までを削除
[結果](1)cPLA2 cRNAを注入した卵母細胞の上清のPLA2活性は、0.1nmo1/min/mgだった。注入しない場合には、活性はほとんどなかった。改変cPLA2 cRNAを注入した場合の活性は、野生型の場合より低かった(2)M_2ムスカリン性アセチルコリン受容体(M_2mAChR)と、G_<i3>α又はG_oα又はG_zαと、cPLA2を発現させた場合、アセチルコリン刺激でPGE2の遊離が上昇した。Gタンパク質として、G_<il>α又はG_<i2>α又はG_sαを用いた場合は、上昇しなかった。これらの結果から、M_2mAChR-G_<i3>α,G_oα,G_zα-cPLA2という情報伝達系が存在することがわかった。また、ブラジキニン受容体又はδ-オピオイド受容体と、G_<i3>αと、cPLA2の組合せでも、ブラジキニン又はエンケファリン刺激でPGE2遊離が上昇した。(3)M_2mAChRと、G_<i3>αと、改変cPLA2を発現させた場合、細胞を刺激しても遊離PGE2の上昇はみられなかった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Suga, H., Murakami, M., Kudo, I. & Inoue, K.: "Exogenous Type-II Phospholipase A_2 Stimulates Prostaglandin Synthesis in Rat Liver-Derived BRL-3A Cells in the Presence of Tumor Necrosis Factor α" J. Biochem.118. 939-945 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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