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ニワトリ胚一次培養脊髄神経細胞の生存に対するフラボノイドの作用について

研究課題

研究課題/領域番号 07772248
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 応用薬理学・医療系薬学
研究機関日本医科大学

研究代表者

益田 佳織  日本医科大学, 医学部, 助手 (60202313)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードニワトリ胚 / 脊髄神経細胞 / 細胞死 / quercetin
研究概要

生薬成分の中でも、フラボノイドは様々な生理活性を有することが知られるようになり、注目されている。このフラボノイドが神経系にどのような薬理作用をもつのかを調べることを目的として脊髄神経細胞の初代培養系でスクリーニングを行った。そのために、ニワトリ胚(孵卵6日目、St.29)から脊髄神経細胞を単離し、37℃で培養する。この培養系に神経生存因子を含むと考えられるニワトリ胚後肢筋粗抽出物を加えると、運動ニューロンと介在ニューロンの生存が維持され、それらの細胞の軸索が伸びる。このアッセイ系にフラボノイドのひとつであるquercetinを添加すると、濃度依存的に脊髄神経細胞の生存が阻止された。この生存阻止作用は、actinomycinDやcycloheximideで解除されることがなかったため、quercetinによる細胞死は、タンパク質の新たな生合成を必要としない細胞死のカスケードを通るものと考えられる。
一方、quercetinの生存抑制作用が、細胞内Ca^<2+>量の動態と関連しているかどうかを、共焦点レーザー走査螢光顕微鏡を用いて検討した。脊髄神経細胞の初代培養系に、Ca^<2+>螢光指示薬であるFluo3-AMを加えて、細胞内Ca^<2+>の変化を観察した。quercetinを作用させると、細胞内Ca^<2+>が増加する脊髄神経細胞もみられたが、その出現の時期に一定の傾向があるかどうかは、今回の研究期間中には明らかにできなかったため、さらなる検討が必要である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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