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寝たきり老人の生活・文化・精神に関する探索的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07772284
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 看護学
研究機関(財)東京都老人総合研究所

研究代表者

永田 久美子  (財)東京都老人総合研究所, 看護学部門, 研究助手 (80228022)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード老人 / 寝たきり / 精神生活 / 文化 / 質的研究
研究概要

本研究では、十分な寝たきり予防が展開されたとしても高齢社会では不可避のステージである寝たきり期に焦点当て、以下の3側面から調査研究をおこない、老人の生活と精神に根ざしたケア方法を開発していくための重要な基礎的知見を把握することができた。
調査対象者は、東京近郊に暮らす寝たきり老人10名(性:男性3名、女性7名、年齢:70歳代4名、80歳代4名、90歳代2名、障害老人日常生活自立度-寝たきり度-判定基準:ランクB6名、ランクC4名)。調査方法は、(1)老人本人を継続的に訪問しての半構成的インタビュー調査、(2)看護者として関与しながら参与観察調査、(3)本人の記録やメモ等をもとに資料調査、(4)本人をよくしっている人(家族、知人、医療・福祉関係者等)に対するインタビュー調査を併用し、得られたデータをコンピューター入力し、質的継続比較分析をおこなった。
1)寝たきりの生活実態と文化との関わりの把握
時間の過ごし方、生活空間の広がり、人付き合いの様子、衣食住などのディテイル、好みや趣味などを通して、新旧の文化と深く関連した単なる動作ではない生活行為の特徴が明らかになった。
2)寝たきりの精神生活と文化との関わりの把握
精神活動や人生のテーマなどを通して、寝たきり状態でも文化と密接に絡んだ状態が把握された。
3)看護者へのニードの把握
その老人自身の生活や精神的側面およびそれらと関連した文化を反映したケアについての多様なニードが明らかになり、それらを系統的に方法論化したケアのあり方の可能性が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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