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ランニングにおけるピッチとストライドの制限因子に関する生理バイオメカニクス的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07780046
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関東京大学

研究代表者

杉田 正明  東京大学, 教養学部, 助手 (60235885)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードピッチ / ランニング / 血中乳酸濃度 / 近赤外線分光装置
研究概要

ランニングスピードの制限因子は、ピッチとストライド長のどちらに起因するものなのか、またそれは生理学的にどのようなメカニズムが関与しているのかについて,以下のような実験計画により突明することを目的とした。
対象は、陸上・長距離選手8名(男子大学陸上部学生):身長171.5±6.1cm,体重57.27±4.0kg、VO2max65.78±3.28ml/kg/分(59.14-67.94)(平均値±sd)とした。方法は、トレッドミル上を4速度(低速度〜高速度)各5分間走行させた。その後、角度を5度に固定し、速度210m/分から1分毎に速度を10m/分ずつ増加し、exhautionまで走行させた。
速度変化に伴って、ランニング中のピッチ、換気量、酸素摂取量、二酸化炭素排泄量および心拍数、近赤外線分光装置を用いて脚部(大腿)の血流量および酸素濃度、ランニング動作(ビデオカメラで撮影)ランニング直後の血中乳酸濃度、がどのように変化するかを観察した。
その結果、以下のような知見が得られた。
1.ランニング中のピッチと血中乳酸濃度との関係は、対応関係にある者が多くみられた。
2.ピッチの増加が大きくなる負荷強度を超えると、腓腹筋(外側頭)の酸素濃度が低下が顕著にみられた。その時の筋血液量は低下を示す者と示さない者の両方みられた。
以上の結果より、ランニングスピードはピッチがその限界因子とされ、これは筋内の酸素濃度の低下により引き起こされることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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