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競泳競技におけるレース進行に伴う泳速度の変化について

研究課題

研究課題/領域番号 07780059
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関大阪教育大学

研究代表者

生田 泰志  大阪教育大学, 教育学部, 助手 (30243281)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード泳速度 / ストローク長 / ストロークタイム / レースパターン
研究概要

本研究では競泳競技について、レース進行に伴い常時変化する泳速度(SV:m/sec)と、ストローク長(SL:m/stroke)およびストロークタイム(ST:sec/stroke)の関係を分析することにより、種目別にレースパターンの特徴を明らかにすることを目的とした。
被験者は1995年度日本選手権水泳競技大会における100m自由型、バタフライおよび背泳のA決勝およびB決勝に出場した選手とした。撮影には観客席上段に5台のビデオカメラを設置し、レース全体の撮影を行った。分析にはビデオデータ解析システム(VA-60AB)を使用し、1ストローク毎に移動した選手の頭部の位置をデジタイズし、それぞれのポイントからのSV、STおよびSLを求めた。
本研究においては種目の違いによるレースパターンの特徴はみられなかったことより、全ての種目において共通にみられたレースパターンの特徴について報告する。
SVについてはレース進行に伴い低下するパターンを示し、それはSLの変化パターンと類似していることが判明した。つまりSVの大きさはSLの大きさの影響を受けていることが伺える。またSTは、前半についてはレース進行に伴い延長するパターンを示し、後半については維持、延長および短縮の3パターンがみられた。レース進行に伴い疲労が蓄積されることから、筋出力の低下や抵抗の増大が考えられる。すなわちSLの低下が起こりSVの低下を招くことが考えられる。したがってSVの低下を抑えるためにはSTの短縮が求められる。つまりSTについては、レース後半あるいは終盤に短縮するパターンが有効であると考えられる。しかし本研究では現象を捉えたものであるため、その有効性について検証するには至らなかった。
尚、今回の報告では分析に問題の生じた平泳のデータについては割愛した。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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