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一過性の持久的運動が耐糖能に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 07780073
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関佐賀医科大学

研究代表者

桧垣 靖樹  佐賀医科大学, 医学部, 助手 (10228702)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード血中クレアチンキナーゼ / 一過性の運動 / インスリン非依存の糖取り込み
研究概要

一過性の持久的運動がインスリン非存在の糖取り込み能に及ぼす影響を検討するために、8週齡のラット(n=23)を用いて、トレッドミル運動を負荷し、ソマトスタチン投与下でグルコースクランプを行った。運動負荷は、傾斜角0度、分速15mで60分間及び分速20mでさらに30分の計90分間行った。コントロール群は運動負荷なしとした。被検動物は、運動負荷11時間後にペントバルビタール麻酔下で頚動脈及び頚静脈にカテーテルを留置し、目標血糖を200mg/dlとし、フィードバック方式でグルコースの注入速度を調節した。なお、内因性のインスリン分泌を阻害するために、ソマトスタチン(1.0μg/kg body weight/min)をクランプ中、持続投与した。2群間の比較には、unpaired -testを用いた。その結果、グルコース代謝量は、運動群(8.3±2.6mg/kg/min)とコントロール群(9.6±1.0mg/kg/min)の間に有意差は認められなかった。しかし、運動群において、グルコース代謝量の分布は4.4〜11.1mg/kg/minと顕著な個体差が認められた。コントロール群の2SD以上の低値を示した運動群の4例のうち3例について、筋損傷の指標として用いられている血中CPK値の顕著な上昇を観察した。
以上の結果から、一過性の持久的運動がインスリン非依存の糖取り込み能に及ぼす影響には、顕著な個体差が認められ、骨格筋の損傷を引き起こす運動は、インスリン非依存の糖取り込み能を低下させる可能性が考えられた。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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