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発育に伴うラットヒラメ筋ミオシン重鎖分子種の変化

研究課題

研究課題/領域番号 07780074
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関熊本大学

研究代表者

大石 康晴  熊本大学, 教養部, 助教授 (10203704)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードヒラメ筋 / 筋線維組成 / ミオシン重鎖 / heat shock protein
研究概要

生後、約3週齢時のラットヒラメ筋では、遅筋線維と速筋線維はほぼ60%と40%の割合で筋を構成している。その割合は、発育に伴い遅筋線維の比率が増加し、成熟期以降はその割合は90%以上をしめるようになる。速筋線維と遅筋線維はそれぞれ速筋型・遅筋型のミオシン重鎖から特異的に構成されていることから、発育期の筋線維のタイプ変化は、速筋型から遅筋型へのミオシン重鎖分子種の変換によるものと推察される。そこで本研究は、ラットヒラメ筋ミオシン重鎖分子種の発育・老化変化について検討することを目的とした。実験には生後3、12、21、50週齢のウイスター系雄性ラットを各5匹用いた。各週齢到達時に左右ヒラメ筋を摘出し、一方を組織化学的分析に、もう一方をミオシン重鎖分子種の分析に用いた。
組織学的分析の結果、生後3、12、21、50週齢のラットヒラメ筋の遅筋線維(type I)の割合は、52.2%、82.6%、86.8%、90.9%に増加した。同様に、遅筋型ミオシン重鎖の割合は、66.5%、70.0%、89.1%、98.0%に増加した。組織学的な変化は、遅筋型ミオシン重鎖の増加を反映したものと考えられ、ラットの体重と活動量の増加によって引き起こされることが示唆される。さらに本研究では、Heat Shock Proteinと組織・タンパク変化との関連について現在検討中である。Heat Shock Proteinは、熱処理を加えた細胞・組織に発現し、骨格筋では遅筋線維に多く含まれている。発育中に見られるような遅筋線維の増加とHeat Shock Protein量がどのように関連するのか興味深い。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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