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長期の食事習慣と骨の粗鬆化との関係についての実践的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07780083
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関山口女子大学

研究代表者

久木野 憲司  山口女子大学, 家政学部・栄養学科, 助教授 (20214934)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード骨強度 / カルシウム / ビタミンB_2 / 栄養調査
研究概要

本研究は、過去に栄養摂取状態を調べた地域を再調査することによって「長期の栄養摂取状況」と「骨の粗鬆化」についての関係を明らかにする目的で、全国でも有数の長寿地域である山口県熊毛郡平生町を調査地域として、15年前に栄養摂取状況を調べた住民のうち再調査が可能な女性(38才から85才までの者)約60名の、栄養摂取状況の調査(秤量法)と骨密度の測定(Runar社製、Achillesによる超音波測定法)、および肥満度(インピーダンス法)、血液分析(栄養成分と女性ホルモン)を行った。その結果、閉経前後によるエストロゲンの減少と骨強度(SOS値、BUA値)とは強い相関がみられ、従来の報告を裏付けた。また、肥満度と骨強度の間にも有為な相関が認められた。一方、栄養摂取状況と骨強度の関係では、注目されるCaと骨強度の間には有為な相関は検出されず、単一のミネラル成分と骨パラメーターとの間にはいずれも関連がみられなかった。しかし、動物性タンパク質の摂取量と骨強度、あるいは、動物性脂質摂取量と骨強度の間には有為な相関が認められ、栄養摂取状況が骨強度に強く影響を及ぼすことが示唆された。また、発育ビタミンとも呼ばれるVB_2と骨強度との間に有為な関連がみられたことはこれまでに報告が無く、興味深い結果であるが、詳細についてはいまだ不明な点が多い。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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