• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

瞬時の力発揮のメカニズムを探る

研究課題

研究課題/領域番号 07780096
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関明治大学

研究代表者

水村 信二  明治大学, 文学部, 講師 (50267358)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードヒト / 随意運動 / 運動制御 / EMG
研究概要

健常男子5名(19〜24才)が被験者として本実験に参加した。彼らは実験用椅子に椅座し、右膝間接90度屈曲位,股関節70度屈折位で固定された状態で、右膝間接における伸展力発揮が課された。その運動課題は、等尺性の随意最大収縮(MVC)による力発揮後、瞬時の力発揮を様々な力レベル(10〜80%MVC)で約100回試行することであった。表面筋電図は内側広筋,外側広筋および大腿直筋より、力信号は足関節部よりそれぞれ検出された。
その結果、収縮時間および筋放電時間は、50%MVC以下では力ピークの増加に対し変化が小さくかつばらつきも小であり、60%MVC以上では力ピークの増加とともに顕著に延長しかつばらつきも大となった。時間当たりの放電量は、50%MVC以下では力の増加と共に直線的に増加し、60%MVC以上では増加を見せず大きくばらついた。また、今回採用した運動課題においては、発揮された力の方向は試行間で大きな差が観察されなかった。
以上のことから、本方法による瞬時の力発揮では、「力レベルが60%MVCを超えると新たな制御要素が神経的に付加される。」ことが示唆された。
尚、本研究の成果の一部は、第50回日本体力医学会において発表された。今後、更に継続的な研究の必要性があると考えられる。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 水村 信二: "急速な膝屈曲動作時の力発生経過と筋放電活動" 体力科学. 44(6). 618 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi