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小学生の上肢・脚伸展パワーの発達,およびパワー発揮の際の速度要因の検討

研究課題

研究課題/領域番号 07780101
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関日本福祉大学

研究代表者

岡川 暁  日本福祉大学, 情報社会科学部, 助教授 (10233305)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード上肢伸展パワー / 脚伸展パワー / パワーのピーク値 / ピーク値発揮の際の速度 / パワーの上下肢間での比 / 小学生男子
研究概要

前方への上肢伸展動作、および脚伸展動作でパワーを発揮する際の、力および速度要因を検討した。被検者は、健常な小学生男子児童20名(年齢11歳〜12歳、148cm〜168cm、40kg〜61kg)、脚伸展パワー計測用に開発されたレッグパワー((株)竹井機器工業)を用い、6種類の上・下肢伸展速度(0.2m/秒、0.4m/秒、0.6m/秒、0.8m/秒、1.0m/秒、および1.2m/秒)で、速度ごとの上・下肢伸展パワーを測定した。各測定は、上肢伸展パワーでは、肩関節の最大伸展位および肘関節の最大屈曲位より上肢を最大努力で前方へ伸展させることで、また、脚伸展パワーでは、股関節および膝関節の最大屈曲位より下肢を最大努力で伸展させることで行った。測定の主旨を説明し、測定に慣れさせた後、15秒程度の休息をはさみながら、少なくとも4〜5回本試行を繰り返させ、その最大値をその速度での上・下肢伸展パワーとした。得られた速度と上・下肢伸展パワーより、速度-上・下肢伸展パワー曲線を求め、上・下肢伸展パワーのピーク値、およびピーク値発揮の際の速度を2次回帰により算出し、ピーク値、およびピーク値発揮の際の速度を求めた。
上・下肢伸展パワーのピーク値はそれぞれ91.7±37.9watt(上肢)、470.6±116.4watt(下肢)また、ピーク値発揮の際の速度は0.61±0.10m/秒(上肢)、0.81±0.15m/秒(下肢)であった。上・下肢間で比較すると、腕伸展パワーは脚伸展パワーの19.5%、ピーク値発揮の際の速度は75.3%であった。本研究では、被検者数が十分ではなかったので、日常の身体活動量、および活動様式の相異等は考慮していない。また、特に上肢伸展パワーに関しては、速度-パワー曲線に2次回帰を当てはめることへの妥当性に疑問が残る。被検者数を増やすこと、年齢層を拡大することも含め、今後の課題であると思われた。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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