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日本の農山漁村地域における観光開発と観光客の行動

研究課題

研究課題/領域番号 07780134
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 人文地理学
研究機関立命館大学

研究代表者

FUNCK C.  立命館大学, 経営学部, 常勤講師 (70271400)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード観光 / 農山漁村
研究概要

愛媛県久万高原、兵庫県淡路島、兵庫県神鍋高原で聞き取り調査、アンケート調査を実施した結果、次のようなことが明らかになった。1)農村漁村地域は隣接の地方都市、都会から訪れる環境客が主で、そのためリピータも多いが、滞在期間は一泊二日で短い。2)交通手段は自家用車の利用が目立ち、全国の平均をかなり上回っている。3)海水浴のような行動はもちろん、旅行目的、同行者との関係なども強い季節性を見せている。4)季節以外行動に影響を与える変数は子供の皆無、旅行目的、そして利用した宿泊施設である。5)宿泊施設の整備度と複合性が高ければ、他の観光施設を利用する回数が減る。6)全体の行動は数ヵ所の観光レクリエーション施設や名所に集中し、あまり離れた施設や場所を訪れていない。7)保養、観光を求める「一般客」と違ってスポーツ、遍路などを目的に訪れる「専門客」は年中観光の重要な柱となっている。
以上の結果を踏まえて、農村漁村地域の観光開発について以下の結論が得られた。
1)観光地の印象を悪化させる交通混雑、空気汚染の対策として公共交通手段の改善が望ましい。2)低価格宿泊施設の整備を通じて、他の観光施設の利用回数を増加させ、滞在の延長も図れる。3)観光・レクリエーション用の各施設を地域内の数ヵ所に集中させた方が利用者が増える見通しが高い。4)季節性の緩和のため、各地域で「専門客」の誘致に努力することが望まれる。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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