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構成的手法によるプログラムの効率化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07780227
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関東京大学

研究代表者

岩崎 英哉  東京大学, 教育用計算機センサー, 助教授 (90203372)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード関数プログラム / 構成的アルゴリズム論 / catamorphism / hylomorphism
研究概要

構成的手法によるプログラム変換では,プログラムや型定義を数学的な対象として扱い,少数の強力な変換定理を用いてプログラムを効率のよいものに変換していく.本研究では,関数プログラムをその対象とし,構成的手法を用いたプログラムの効率化の可能性について考察し,以下のような結果を得た.
・構成的手法においてはcatamorphismと呼ばれる範疇の関数(プログラム)が重要な役割を果たすが,従来のcatamorphismだけでは記述できないようなプログラムに関しても型変換の前処理を施すことによってcatamorphismの枠組に入れることができることを示した.
・上の「型変換」はcatamorphismとは双対の関係にあるanamorphismの範疇に入るものになり,その結果,元の(変換前の)プログラムはcatamorphismとanamorphismの合成,すなわちhylomorphismで表現されることが判明した.
・hylomorphismに対する変換定理を適用しやすくするための,hylomorphismを「再構成」する変換アルゴリズムを確立した.
・従来のcatamorphismを高階関数に拡張するというという「高階catamorphism」の考えは,上で述べた型変換の前処理と密接な関係にあることが判明した.
以上によりhylomorphismが,構成的手法の見地からみた関数プログラムの「標準形」となりうる可能性が示された.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 2. Hu and H. Iwasaki: "Promotional Transformation of Monadic Programs" Proc. Fuji International Workshop. 196-210 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 岩崎英哉,胡振江: "関数プログラムのプロモーション変換のための二手法の関係" 情報処理学会プログラミング研究会報告. 6. (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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