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マルチプロセッサシステムのためのリアルタイムカーネル実装技術の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07780228
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関東京大学

研究代表者

高田 広章  東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (60216661)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードリアルタイムカーネル / マルチプロセッサ / プロセッサ間同期 / 性能評価
研究概要

本年度の研究では,機能分散(非対称)マルチプロセッサシステムのためのリアルタイムカーネルの実装ならびに評価を行った.
具体的にはまず,これまでの研究で提案を行ってきたリアルタイムカーネル仕様の内,ローカルクラスとプライベートクラスの2つのタスクのクラスを実現したマルチプロセッサ用リアルタイムカーネルの基本部分(タスク管理部分)実装を行った.その際に,これまでの研究で提案を行ったアルゴリズムを使用した.また,性能比較のために,従来の方法を使ったものも用意し,合計で4種類のリアルタイムカーネルを実装した.
次に,実装した4種類のリアルタイムを用いて,プロセッサ間の同期・通信にかかる時間など,カーネルの基本的な性能の測定を行った.性能評価を通じて,従来の方法では得られなかった性能が,これまでの研究で我々が提案してきた仕様およびアルゴリズムを用いることで可能になっていることを示すことができ,その結果,これまでの研究の提案の有効性を検証・評価することができた.
また,これらの実装・評価作業の中で,これまでの研究で提案してきたアルゴリズムだけでは不十分であることが明らかになった.そこで,新たに必要とわかったアルゴリズムについても研究を行った.そのため,リアルタイムカーネルの完成は,来年度の課題として残りことになった.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 高田広章,坂村健: "中断可能なキューイングスピンロックアルゴリズム" 電子通信学会論文誌D-I. J78-D-I. 661-669 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] H. Takada, K. Sakamura: "Real-Time Scalability of Nested Spin Locks" Proceedings of the 2nd International Workshop on Real-Time Computing Systems and Applications (RTCSA). 160-167 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] H. Takada, K. Sakamura: "Towards a Scalable Real-Time Kernel for Function-Distributed Multiprocessors" Proceedings of the IFAC/IFIP 20th Workshop on Real-Time Programming (WRTP). (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 高田広章,坂村健: "マルチプロセッサリアルタイムカーネルのスケーラビリティを重視した実現" 電子情報通信学会技術報告. (発表予定). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] H. Takada, K. Sakamura: "Inter-and Intra-Processor Synchronizations in Multiprocessor Real-Time Kernel" Proceedings of the 4th International Workshop on Parallel and Distributed Real-Time Systems (WPDRTS). (発表予定). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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