研究課題/領域番号 |
07780248
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
計算機科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
高木 直史 名古屋大学, 工学部, 助教授 (10171422)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 剰余系演算 / 剰余乗算 / 剰余べき乗算 / 剰余除算 / アルゴリズム / ハードウェアアルゴリズム / 計算複雑さ |
研究概要 |
公開鍵暗号の暗号化・復号処理においては、大きな数を法とする剰余系演算が必要である。本研究では、種々の剰余系演算に対して、ハードウェア実現向きのアルゴリズムやカードコンピュータ等の超小型計算機向きの高速アルゴリズムを開発するとともに、これらの演算の計算複雑さを明らかにすることを目指して研究を行い、以下の成果を得た。 1.剰余べき乗算の線形段回路アルゴリズム nビット剰余べき乗算が、理論的に、段数Ο((1+α)/αn)、素子数Ο(@S7n^<3+2α>@Kα log n@E7)(ただし、αは@S71@Klog n @E7以上の任意の数)の組合せ回路で計算できることを、実際に回路アルゴリズムを示すことにより明らかにした。この結果を第12回コンピュータ算術シンポジウムで発表するとともに、IEEE Transactions on Computers に投稿した。 2.剰余除算のハードウェアアルゴリズム 剰余除算に対して、ハードウェアア実現向きのアルゴリズムを二つ提案した。この成果の一方を電子情報通信学会英文論文誌に投稿し、他方を電子情報通信学会の研究会で発表した。 3.多倍長剰余乗算の高速アルゴリズム 多倍長の剰余乗算のためのカードコンピュータ向きの高速アルゴリズムを開発した。この成果を電子情報通信学会英文論文誌に発表した。
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