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論理関数処理による記号シミュレーションと無解釈評価に基づくプロセッサの形式的検証

研究課題

研究課題/領域番号 07780258
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関大阪大学

研究代表者

石浦 菜岐佐  大阪大学, 工学部, 助教授 (60193265)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード設計検証 / 論理関数 / 二分決定グラフ / モデルチェッキング / マイクロプロセッサ
研究概要

本研究では形式的検証法をプロセッサに適用することを試みた.できる限り大規模なハードウェアに形式的検証法を適用するための計算手法の開発を目標に研究を進め,「記号シミュレーション」と「無解釈評価」を用いた方法に基づく処理系の試作とその評価を行なった.
(1)アルゴリズムの検討
現在までに得られているアイデアを具体化し,計算機上での処理に適した計算手順をまとめた.検証したいプロセッサの動作を,リファレンスプロセッサとよぶ単純なハードウェアで同じ命令セットを実行するプロセッサと比較する.この際に,複雑な算術演算は,同じ計算が行なわれたことだけを完全に検証することにより,計算量を大幅に削減した.
(2)処理系の実現
2つのプロセッサの動作の比較は,順序機械の記号モデル検査法のプログラムであるSMV(CMUで開発されたもの)を用いて行なった.「パイプラインALU」と呼ばれる小規模例題による実験と,DLXプロセッサに対して適用を行ない,3,000ゲートレベルのプロセッサまでなら30時間程度で検証が行なえる目処がついた.しかし,これ以上の規模のプロセッサに適用するには,さらに工夫が必要であることが判明した.
(3)論理関数処理の新しいアルゴリズムの考案
検証の時間とほとんどは,論理関数処理に費やされる.これまで,二分決定グラスを用いた手法が用いられてきたが,この方法ではメモリ要求が爆発的に増大する例が知られていた.本研究では,このような問題に対して,二分決定グラフのグラフ構造を非明治的に論理関数表現し,これを再び二分決定グラフで表すというデータ構造と,これに対するアルゴリズムを開発し,その評価を行なった.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hitoshi Yamauchi: "Implicit Representation and Manipulation of Binary Decision Diagrams" IEICE Trans.Fundamentals. E-79A(to appear). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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