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ニューラルネットワークによるVLSI配線最適化アルゴリズムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 07780263
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関大阪大学

研究代表者

船曳 信生  大阪大学, 基礎工学部, 助教授 (70263225)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードニューラルネットワーク / VLSI / 組合せ最適化 / チャネル配線 / ビア / 並列アルゴリズム
研究概要

本研究では、人工的ニューラルネットワークの応用により、工学上重要な組合せ最適化問題であるVLSI配線最適化問題の並列アルゴリズムの研究を行った。ニューラルネットワークは、脳の有する高度な情報処理機能に着目し、その構造を数学的に表現することにより、計算機上に実現するための手法である。ニューラルネットワークを組合せ最適化問題のアルゴリズムとして見た場合における特長は、並列性および汎用性である。すなわち、多数のプロセッサを同時に使用することにより、計算速度の飛躍的向上が図れるのみならず、エネルギー関数と呼ばれる評価式の変更により、種々の問題に適用可能である。
本研究では、まず、VLSIチャネル内配線配置の最適化のため、必要な面積を最小とするための各配線の配置問題に関する並列アルゴリズムの研究を行った。次に、VLSI配線配置の設計上重要なビアと呼ばれるレイヤー間結合点の最小化問題、VLSI配線最適化問題の基礎となる最大クリーク問題の研究も行った。さらに、工学上重要なもう一つの組合せ最適化問題であるネットワークの通信パケット制御問題への本研究成果の適用を図った。これら本研究で対象とした組合せ最適化問題は、いずれもNP完全と呼ばれる困難な問題である。本研究では、それぞれの問題において、ニューラルネットワークに基づく新しい並列アルゴリズムの提案を行った。シミュレーションにより、提案する並列アルゴリズムが、従来アルゴリズムよりも優れた解の精度を得ることを示した。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] N.Funabiki,S.Nishikawa: "Comparisons of energy-descent optimization algorithms for maximum clique groblems" IEICE Transactions on Fundamentals. E79-A. (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] N.Funabiki,S.Nishikawa: "A nenral network model for multilayer topological via minimization in a switchbox" IEEE Transactions on CAD/ICAS. 15. (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 馬場孝之 船曳信生 西川清史: "マルチキャストバケット交換方式におけるユニキャストおよびマルチキャスト問題のニューラルネットワーク解法" 信学技報. NC95-85. 83-89 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 馬場孝之 船曳信生 西川清史: "ウインドウ付きマルチキャストパケット交換方式におけるワンショットスケジューリング問題のニューラルネット解法" 信学技報. COMP95-83. 93-102 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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