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高速シリアル通信網による並列計算機システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 07780265
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関神戸大学

研究代表者

中絛 拓伯  神戸大学, 工学部, 助手 (80217736)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード並列処理 / 計算機アーキテクチャ / ハードウェア / 高速シリアル通信 / I / Oサブシステム / 超並列計算機 / STAFF-Link / 分散共有メモリ
研究概要

・ワークステーションクラスタ上での分散共有メモリの実現
多数のワークステーションから構成されるワークステーション・クラスタ上においてソフトウェア制御によるコヒーレント・キャッシュ・メモリを装備したソフトウェアDSM(Distributed Shared-Memory)システムを実現した.本システム上において行列計算を例に性能向上比を調べ,通信時間と処理時間を計測することによって,システムの評価を行なった.その結果,現状のイーサネット環境においては,全体の処理時間に占める通信時間の割合が高く,充分な速度向上を得ることができなかった.しかしながら,ネットワーク環境においてワークステーションを活用することにより並列処理を行なうための共有メモリの有効性について明らかにできた.
・JUMP-1のI/Oサブシステムの構築
超並列計算機JUMP-1のI/Oサブシステムに関しては,STAFF-Linkの設計制作を行ない,I/Oサブシステムにおける具体的なディスクおよび画像I/Oユニットの構成を考案した.そして,ディスク装置を接続した数台のワークステーションを,STAFF0-Linkにより相互に結合した実験システムを構築し,ディスクI/Oユニットに関してデバイスドライバの作成し,基本的な性能について評価を行なった.
ディスクに対する応答時間についてはバランスの取れたアクセス時間を提供しており,共有入出力バッファを有効利用することにより,ある程度の平均アクセス時間を確保できることを確認した.
I/Oサブシステムのシミュレーションによる評価
JUMP-1のシステムの実装と並行して,フルシステム稼働時を想定したI/Oサブシステムのシミュレーションによる評価を行なった.その結果,Video on Demandをアプリケーションとした場合の,システムのパフォーマンスの見積り値を明らかにした.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 中條拓伯: "分散共有メモリ型超並列計算機JUMP-1のディスク入出力サブシステム" 並列処理シンポジウムJSPP'95論文集. 67-74 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Hironori Nakajo: "High Performance I/O System of the Distributed Shared-Memory Massivety Pavallel Computer JUMP-1" Proc. of 7th IASTED-ISMM Int. Conf. on Pavallel and distributed Computing and Systems. 470-473 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 中條拓伯: "ソフトウェアDSMにおけるコヒーレント・キャッシュシステムの実装と評価" 情報処理学会論文誌. 第36巻7号. 1719-1728 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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