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項書換え系の単一化手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07780267
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

楫 勇一  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (70263431)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード単一化問題 / 代入制約 / 項書換え系 / 計算複雑さ
研究概要

代入制約付き単一化問題(CS-UP)の判定手続きを拡張・一般化することを目的として研究を行ってきたが、手続きの対象となるクラスをわずかに広げただけでも同問題が決定不能となる場合が多く、CS-UPの計算複雑さが予想以上に大きいことが明らかになった。そこで問題の対象をCS-UPにおいて公理系が存在しない場合(代入制約付き構文的単一化問題、CS-SUP)に限定し、CS-SUPの計算量が入力クラスの大きさに対しどのように変化するかを考察した。具体的には、利用可能な項が(1)閉じている、(2)閉じているか線形である、(3)一般に非線形でも良い;ゴール項が(A)ともに線形である、(B)非線形でも良い;ゴール項に共通変数が(a)存在する、(b)存在しない;の3種の条件を考え、計12の入力クラスに対するCS-SUPの決定可能性、計算量について考察を行った。その結果、クラス3Aa(上記条件3、A、aの全てを満足する入力クラス)、3Ab、3Ba、3Bbに対するCS-SUPは決定不能であること、クラス1Aa、1Ab、1Ba、1Bb、2Aa、2Ab、2Ba、2Bbに対するCS-SUPは決定可能であることが明らかになった。またCS-SUPの計算量について、クラス2Ab、2Ba、2Bbに対してはNP-困難であること、クラス1Aa、1Ba、1Bbに対してはNP-完全であること、さらにクラス2Aa、1Aaに対しては決定性多項式時間で解けることを示した。これらの結果は理論的に興味深いだけでなく、CS-UPの判定手続きを拡張する上においても大きな示唆を与えるものであると考えられる。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 高田、楫、嵩: "代入制約付き構文的単一化問題の計算量" 1996年電子情報通信学会春季総合大会予稿集. (予定). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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