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無線接続された移動計算機を含むネットワーク上の分散アルゴリズム

研究課題

研究課題/領域番号 07780271
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

増澤 利光  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (50199692)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード分散アルゴリズム / プロトコル / ネットワーク / 移動計算機 / 故障耐性 / 自己安定
研究概要

無線接続された移動計算機を含むネットワーク上の分散アルゴリズムについて研究を行い、以下の結果を得た。
1.無線接続された移動計算機を含むネットワークの理論的モデルの提案、及び、基本的な分散アルゴリズムの設計と解析:
無線接続された移動計算機を含むネットワークの大きな特徴は、移動計算機の移動により、その接続関係が動的に変化することである。この移動計算機の接続関係の変化を反映した分散アルゴリズム設計のためのネットワークモデルを提案した。さらに、このモデル上で、基本的かつ重要な問題であるスナップショット問題を定義し、スナップショット問題を解く分散アルゴリズムの設計と解析を行った。
2.ネットワーク形状変化に対応して、解を効率良く再計算する分散アルゴリズムの設計と解析:
移動計算機の移動により、ネットワークの形状が変化した場合、形状変化に応じて、問題の解を再計算する必要がある。本研究では、ネットワークの2連結成分を求める問題を対象とし、ネットワーク形状が変化したときに、その解を更新する分散アルゴリズムを設計し、その計算量の解析を行った。
3.形状が変化するネットワークでの故障耐性のある分散アルゴリズムの設計と解析:
計算機の移動によるネットワーク形状の変化と、計算機の故障の両方に対応できる分散アルゴリズムの可能性について考察した。具体例として、トポロジ問題とリーダ選択問題を取り上げ、これらの問題に対し、動的ネットワークで故障耐性のある分散アルゴリズムを設計した。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 増澤利光: "A fault-tolerant and self-stabilizing protocol for the topology problem" Proc.2nd Workshop on Self-stabilizing Systems. 1.1-1.15 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤泰朗: "A snapshot algorithm for distributd mobile systems" Proc.16th International Conf.on Distributed Computing Systems. (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤泰朗: "分散移動システムにおけるスナップショット・アルゴリズムについて" 情報処理学会アルゴリズム研究会資料. AL47-4. (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 朴政鎬: "A distributed algorithm for updating the biconnected components" 電子情報通信学会技術研究報告. COMP95-80. (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 松井博義: "故障推定機能を利用した永久故障に耐性のある自己安定プロトコル" 電子情報通信学会技術研究報告. FTS95-81. (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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