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オブジェクトの堆積・連結モデルに基づくインターネット上の情報提供システム

研究課題

研究課題/領域番号 07780283
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関琉球大学

研究代表者

新城 靖  琉球大学, 工学部, 助手 (00253948)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード計算機科学 / インターネット / オブジェクト指向 / 情報提供システム / 層化プログラミング / 拡張可能 / オブジェクトの堆積 / The World Wide Web
研究概要

オブジェクトの堆積とオブジェクトの連結は、継承機能を必要としないオブジェクト指向システムを構造化するために研究代表者が考案したモデルである。このモデルの特徴は、複数のオブジェクトの層を作ることで、それらのオブジェクトの持つ機能を統合する点にある。オブジェクトの堆積は分散型オペレーティング・システムにおけるファイル・システム、オブジェクトの連結はウィンドウ・システムにおいて、高い機能を持つオブジェクトを構築するために有効であることを確認している。本研究では、両モデルをインターネット上の情報提供システムの1つであるWorld Wide Web (以下WWW)において適用し、その機能を拡張する。
本研究では、WWWではオブジェクトの堆積を利用するために、WWWの通信プロトコルであるHTTPでアクセスできる資源をオブジェクトとみなせばよいことを明らかにした。オブジェクトの堆積モデルでは、堆積可能オブジェクトが中心的な役割を果たす。本研究では、WWWにおける堆積可能オブジェクトとして、イメージ変換、漢字コード変換、漢字ローマ字変換、汎用フィルタといった機能を提供するものを実現した。そして、それらを組み合わせて利用することができることがわかった。
本研究では、WWWにおいてオブジェクトの堆積の実現する際に、新たな技術として、仮想堆積可能オブジェクトとポインタ・スウィズリングという技術を開発した。前者は、アクセスされて初めて、上から下へ層が形成される技術であ。後者は、オブジェクトの内部の参照を、一貫性を持つ形で書き換える技術である。さらに本研究の結果として、オブジェクトの連結モデルは、WWWシステムに適用するのは困難であることが明らかになった。その理由は、WWWでは、非常に多くのオブジェクトが存在するため、オブジェクトの連結に必要な双方向のリンクを保持することが難しいからである。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Y.Shinjo: "Stackable Filter HTTP Objects" Fourth International World Wide Web Conference,Poster Session. 62-63 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 新城: "The World Wide Web におけるオブジェクトの堆積" JAIN Consortium 第6回研究会. (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Y.shinjo,S.Zakimi,S.Kyan: "Object-Stacking in the World Wide Web" Proc.IEEE 4th International Workshop on Object Orientaion in Operting Systems. 210-219 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 北島,新城,翁長: "オブジェクトの堆積に基づく高機能ディレクトリ・オブジェクト" 情報処理学会研究会報告95-OS-69-19. 95,69. 103-108 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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