研究課題/領域番号 |
07780328
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
竹村 治雄 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (60263430)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 可視化 / 三次元視覚化 / 階層構造情報 / 両眼立体視 / 運動立体視 / 三次元ユーザインタフェース |
研究概要 |
本年度は、従来型の2次元GUIに3次元的な情報提示手法を採り入れることで、人間の持つ空間知覚能力を活かした効率良く理解が容易な情報の表示、検索、加工がであることを検証するため、視点追従型の両眼立体視表示環境を整備し、以下の2つ項目について研究を行なった。 1.階層構造情報の3次元視覚化手法としてのSpiral Treeの提案とその実装と評価 階層内に順序関係が存在する階層構造情報を効果的に視覚化する手法として、Cone Treeを改良したSpiral Treeを提案し、三次元グラフィックスワークステーション上にSpiral Treeを実装し、実験的評価を実施した。その結果、階層内の順序関係が明確に提示されるため、情報検索作業の作業時間が短縮されることなどを明らかにした。また、本手法を電子図書館の図書情報の検索に応用したプロトタイプを作成した。 2.三次元視覚化における奥行き提示方法の比較 三次元視覚化手法における奥行き提示方法としての両眼立体視と運動立体視について、それぞれの提示手法をSpiral Tree、Cone Treeなどで3次元視覚化に適応した場合の情報検索作業への影響を実験的に評価した。その結果、奥行き提示手法の違いが作業効率に影響を与えることを定量的に明らかにした。また、三次元視覚化手法が異なると、奥行き提示手法の有効性が変化し、この点についてさらなる検討が必要であることを明らかにした。
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