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大規模オブジエクト指向データベースを対象とした知識獲得システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 07780339
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 知能情報学
研究機関九州工業大学

研究代表者

有村 博紀  九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (20222763)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードデータベースからの知識獲得 / 機械学習 / 最小汎化 / オブジェクト指向データベース / 背景知識
研究概要

本研究では,大規模オブジェクト指向データベースを対象とした知識獲得システムの実現方法をあきらかにすることを目的として,研究をおこなった.このために申請者が提案した学習手法である極小多重汎化を,データベースを対象に拡張し,高速な学習手続きを開発した.具体的には,つぎの研究をおこなった.
(1)オブジェクト指向データベースにおける概念継承と背景知識を統一的にあつかうために,背景知識として論理プロブラムが与えられた場合に,与えられデータベースの極小汎化を求める問題を考察し,高速な汎化手続きを開発した.さらに,この汎化手続きによって,制限された述語論理プログラムのクラスが,正例だけから多項式時間極限可能であることを示した.
(2)計算量理論の立場から,最も単純な体系である原子式の極小多重汎化問題を考察し,未知仮説の正確な同定に必要な時間計算量と質問情報量を理論的に明らかにした.これにより,正確な同定を高速におこなうには,知識獲得システム自身が決定実験をおこない,必要な例を動的に得る仕組みが必要なことがわかった.
(3)開発中の知識獲得システムを,本研究で得た汎化手続きの導入によって拡張し,遺伝子配列と蛋白質に関するオブジェクト指向データベースを対象として知識獲得実験をおこなった.この計算機実験によって,開発した汎化手続きの実際のデータベースにおける有効性を検証した.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] H.Arimura,T.Shinohara: "Logrical Generalization for Learning with Backgronnd Knowlsdge" Proc.ICLP′95 Post-Confenence Wovkshop on ILP,IA-TR-95-03,Dept.Ind.Admin.,Suience Vniv.Tokyo. 1-11 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] H.Arimura,H.Ishizaka,T.Shinohara: "Learning Unions of Tree Petterns Using Qneries" Proc.6th Int.Wovkshop on Algovithmyc Leurning Theory,Lecture Notes in Artifictul Intelligence. 997. 66-79 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 篠原武,藤野亮一,有村博紀,有川節夫: "複数文字列パターンによる正例からのタンパク質モチーフの発見" 1995年度人工知能学会全国大会(第9回)講演論文集. 93-96 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 有村博紀,石坂裕毅,篠原武,: "木パターン言語の和の質問による学習" 1995年度人工知能学会全国大会(第9回)講演論文集. 73-76 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 有村博紀,篠原武,: "帰納論理プログラムにおける背景知識を用いた多項式時間一般化アルゴリズム" 情報処理学会第51回全国大会講演論文集. 3. 135-136 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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