研究課題/領域番号 |
07780348
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 武蔵工業大学 |
研究代表者 |
田口 亮 武蔵工業大学, 工学部, 助教授 (40216825)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 画像復元 / ファジ-推論 / 非線形ディジタル信号処理 / 順序統計フィルタ / スタックフィルタ |
研究概要 |
本研究目的は、申請者がここ数年おこなってきた研究の成果を基に、ファジ-推論を用いた種々の画像復元法の提案と体系化を図ることにあった。具体的な成果を以下に列挙する。 1.ファジ-推論を用いたデータ依存型フィルタの一般化と簡略化 ファジ-推論を用いたデータ依存型フィルタの一般化(精度よく復元可能な画像の範囲を広げること)とその簡略化(フィルタを構成するファジ-推論の簡略化)を成し遂げた。 2.ファジ-推論によるデータ依存型順序統計フィルタの確立。 ファジ-推論を介してデータ依存型順序統計フィルタを実現する方法を確立した。この方法では特に、加法雑音の雑音分布の長短にかかわらず、また、数種類の雑音が混在している場合においても精度高い画像復元を実現した。 3.ファジ-スタックフィルタの基本的考察と簡単なファジ-スタックフィルタの実現 スタックフィルタにおいて、従来、ブール関数出力は0か1の2値で定義されていたが、本研究では0から1の連続値で定義される新たなファジ-ブール関数を導入し、スタックフィルタの一般化と性能向上を図ってきた。最も基本的である荷重メジアンフィルタのファジ-に関し、有力な一設計法を与えるに至った。
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