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ボトルネックを低減した高性能トランザクション処理マシンの評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07780370
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 情報システム学(含情報図書館学)
研究機関佐賀大学

研究代表者

掛下 哲郎  佐賀大学, 理工学部, 助教授 (10214272)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード並列処理アーキテクチャ / トランザクッション処理 / 動的負荷分散 / ブロードキャストバス / データベースマシン
研究概要

本研究では、高効率トランザクション処理マシン用に研究代表者らが設計したTrinity(三位一体)アーキテクチャに関して、シミュレーションによる評価によってその有効性を確認し、必要な改良を行なった。
アーキテクチャのモジュール化及びアーキテクチャの記述 Trinityアーキテクチャを先進的なオブジェクト指向設計手法であるFusion法により分析し、オブジェクト指向シミュレーション言語MODSIM IIによってシミュレーションプログラムを実装した(約4,000ステップ。開発期間4人月)。
Trinityアーキテクチャの性能評価 本アーキテクチャの構成要素のうち、最もボトルネックになる可能性の高いディスクシステムに関してシミュレーションを行ない、研究代表者が考案したブロードキャストを利用した動的データ再配置に関して以下の結論を得た。(1)動的データ再配置により、ディスク間の負荷分散が極めて効率良く行なわれ、動的再配置によるオーバーヘッドも少ない、(2)全く異なるデータアクセス分布を与えても動的データ再配置は安定して動作し、データアクセス分布の急激な変化に対しても非常に高速に応答する、(3)バス等の共有資源がボトルネックを生じることはない、(4)ディスク数50台程度の高並列システムにおいても、多少のチューニングによってディスク数に比例する性能が得られる。
最終報告 上記の結果について、既に論文を執筆して投稿を済ませている。しかし、実績報告書の記入要領に従い、研究発表としては挙げていない。今後は、研究計画には挙げていたが、研究期間内には完成できなかった耐故障性評価や、より並列度の高いシステムに関する研究を進める予定である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 掛下哲郎: "ブロードキャストを利用したディスク間の動的データ再配置方式の性能評価" 信学技報. DE95-69. 25-30 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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