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文書画像の統合理解によるハイパーテキスト化と知的検索

研究課題

研究課題/領域番号 07780372
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 情報システム学(含情報図書館学)
研究機関大阪府立大学

研究代表者

黄瀬 浩一  大阪府立大学, 工学部, 助手 (80224939)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード文書画像理解 / ハイパーテキスト / レイアウト解析 / WWW / 電子図書館 / 図とテキストの統合理解 / HTML / 領域分割
研究概要

以下の2点について研究を行った。
1.論文誌のハイパーテキスト化システム
技術論文誌を対象として、文書画像をハイパーテキストデータに自動変換するシステムを構築した。
(1)論理構造化 構文解析的手法により文書画像から論理構造(題名、著者名、章、節などの構造)を抽出する手法を実現した。本手法は、文書画像から得たブロック領域を、56個の書き換え規則を用いたボトムアップチャート法により解析するものである。6論文(61頁)を対象とした実験の結果、論理構造をすべて正しく抽出できた。
リンク生成 ハイパーテキストリンクとして、(a)本文から図表ヘのリンク、(b)本文から章、節へのリンク、(c)参考文献へのリンクを取り上げ、実現した。具体的には、(a),(b)については単語照合を用いた。(c)については137個の書き換え規則を用いて参考文献項目の構文解析を行うことにより構造化したのち、データベース中の書誌情報とリンクを生成した。上記の論文を対象とした実験の結果、(a)〜(c)について、それぞれ88.6%,100%,92.6%の成功率を得た。
2.図とテキストの統合理解と知的検索
文書に含まれる概念図とテキストを統合理解する手法を考案した。本手法は、図認識、自然言語処理の結果を統一的なフレームにより記述し、両者を無矛盾かつ最大に対応付けるように統合するものである。概念図は文書の概要を表すものが多いため、統合の結果に基づいて、文書を知的に検索することが可能となる。
なお、以上のシステム、手法の実験評価には、設備備品として購入したパーソナルコンピュータを使用した。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] Koichi Kise: "Interpretation of Conceptual Diagrams from Line Segments and Strings." Proceedings of the Third International Conference on Document Analysis and Recognition. 960-963 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 黄瀬浩一: "文書画像構造解析のためのインクリメンタルな知識獲得" 情報処理学会論文誌. 36. 2622-2631 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 谷 忠明: "図とテキストの情報を融合した文書の統合理解" 平成7年電気関係学会関西支部連合大会講演論文集. G372 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 黄瀬浩一: "論文誌のハイパーテキスト化の一手法" 平成7年電気関係学会関西支部連合大会講演論文集. G340 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 谷 忠明: "解釈の曖昧性を考慮した図とテキストの統合理解" 1996年電子情報通信学会統合大会講演論文集. (発表予定). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 大開 保: "印刷文書のハイパーテキスト化システム" 1996年電子情報通信学会統合大会講演論文集. (発表予定). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 柳田 修: "背景領域の細線化に基づく文書画像の領域分割" 1996年電子情報通信学会統合大会講演論文集. (発表予定). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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