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ソフトウェア機能要求の獲得・再利用のための演繹オブジェクト指向データベースの構築

研究課題

研究課題/領域番号 07780375
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 情報システム学(含情報図書館学)
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

飯島 正  慶應義塾大学, 理工学部・管理工学科, 助手 (20245608)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードソフトウェア機能要求 / 要求獲得 / 再利用 / オブジェクト指向方法論 / 演繹オブジェクト指向データベース / 演繹推論 / オブジェクト識別性
研究概要

本研究は,ソフトウェア開発の出発点となる機能要求の獲得にあたって,演繹推論機能を備えたオブジェクト指向データベースを援用することで,開発者の対象領域に対する知識と経験の不足を補うことを目指している.平成7年度は,その手始めとして,既存のオブジェクト指向データベースに演繹機能を付加することで基盤となる演繹オブジェクト指向データベースを構築する作業を主に行ないプロトタイプ版を試作しており,当該年度の当初の研究計画をほぼ達成している.
このプロトタイプ版が備えている基本機能は,ルールとして部分的に与えたオブジェクト間の関係を元に,オブジェクト自身の持っている内部状態の値を参照しながら,与えられていないオブジェクト間関係を演繹推論する機能である.
この作業を通して,更に,必要な推論機能が明らかになってきている.現時点では,否定的情報の推論機能の導入はほとんど果たしているが,不完全情報下で時間経過に伴って漸進的に情報が獲得されるプロセスを取り扱うための核となる「部分的オブジェクト識別性」に関する推論機能は未だ十分ではないことがわかった.「部分的オブジェクト識別性」の概念は,研究代表者が提案している「内包的オブジェクト識別性」(飯島正:「識別子によらないオブジェクト識別性」,オブジェクト指向'95シンポジウム,情報処理学会,1995年6月)のメカニズムのフレームワーク内で取り扱えるものと考えている.そうしたフレームワークに基づき,本研究を通して新たに見つかった必要な推論機能の拡充を目指して,その実現方法の設計を進めている.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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