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働く女性における職務ストレスの規定要因

研究課題

研究課題/領域番号 07780398
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 社会システム工学
研究機関近畿大学

研究代表者

佐藤 望  近畿大学, 理工学部, 助手 (60268472)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード職務ストレス / メンタルヘルス / 女性労働
研究概要

男女雇用機会均等法の施行より10年が経過し、様々な職域で男性と同様の職務に従事する女性が増加している。しかしながら、女性を考慮した職務体系やメンタルヘルス・ケアへの対応は立ち後れている。そこで本研究では、女性にとって働きやすい職場環境を提案するために、民間企業で働く女性を対象としたアンケート調査に基づき働く女性の職務ストレッサーとストレインの関係を検証した。また、一般職と総合職の間に職務ストレッサーやストレインの違いが認められるかについても検討した。
解析の結果、職務遂行上発生する役割葛藤性、役割曖昧性、長時間労働など、性別に関係なく経験される一般的な職務ストレッサーのみならず、給与・昇給・昇進面での差別、職場での気配り期待など、女性に特有なストレッサーが職務満足度や精神的健康度にネガティブな影響を及ぼすことが明らかとなった。また、ソーシャルサポートが低いと、職務満足度および精神的健康度が低下することが確認された。一般職と総合職の比較では総合職の方が一般的な職務ストレッサーを強く感じているもののキャリア獲得への動機づけが高くなっていることが明らかとなった。
以上より働く女性は一般的な職務ストレッサーおよび女性に特有な職務ストレッサーにさらされ、職務満足度や精神的健康度の低下をきたしていることが明らかとなった。雇用側は働く女性が二重のストレッサーにさらされている状況を理解し、職場環境の改善に対応していくことが必要である。特に、女性に特有なストレッサーを取り除く職場環境づくりが早急に求められる。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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