• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

短パルスマイクロ波による大振幅イオン波の励起とその伝搬特性

研究課題

研究課題/領域番号 07780411
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 プラズマ理工学
研究機関宇都宮大学

研究代表者

湯上 登  宇都宮大学, 工学部, 助手 (60220521)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードイオン波 / プラズマ加速 / 航跡場
研究概要

申請者は、プラズマ中に短パルスマイクロ波(パルス幅50〜80ns)を共鳴領域に入射することにより、大振幅イオン波(δn/n_o〜40%)の励起に成功している。
この波の励起には、入射マイクロ波のパルス幅をイオンプラズマ特性時間_T_i=2π/ω_iより短くする必要があることが確認された。励起されたイオン波がイオン周波数で決まる特性時間に関係していることは、大振幅電子プラズマ波の励起法として近年注目を集めているレーザー航跡場(Laser Wake Field)と深い関係があると考えられ、物理的にも、大変興味深い。
さらに今年度、この励起された波の性質を注意深く観察することにより、この大振幅イオン波は、線形理論で予測される分散関係ω=C_skを満たさないことが明らかとなった。この波は、伝搬するに従い振幅は成長し、その後減衰するが、減衰につれて、線形理論で予測された分散式に従うようになる。このことは、従来のプラズマ物理学の理論では、説明がつかず、この分野の更なる進展が期待される。
今回、申請したプラズマ生成用電源を購入した。現在、実験装置に組み込み、所要の電流値が出力されることは確認した。これにより、プラズマ密度の微調整を行う予定である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] N. Yugami: "Vp×B Acceleration Experiments Using Disk-Loaded Accelerator" Jap, J. Appl. Phys.34. L1398-L1401 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] K. Nakajima: "Observation of Ultrahigh Gradient Electron Acceleration by a Self-Modulated Intense Short Laser Pulse" Phy. Rev. Lett.74. 4428-4431 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi