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フェニルホウ酸をペンダントした糖応答性ミオグロビンの設計と応答機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 07780496
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物有機科学
研究機関九州大学

研究代表者

浜地 格  九州大学, 工学部, 助教授 (90202259)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードミオグロビン / 糖応答性 / フェニルホウ酸 / 構造変化 / 活性制御
研究概要

本研究では、ヘム蛋白質の活性中心に糖類結合性のフェニルホウ酸基を導入した半人工ミオグロビンの糖類に対する応答挙動を分子論的に明らかにすることを目的とした。そのために本年度は、いくつかの類縁体の合成を行い、糖類の応答性がフェニルホウ酸のホウ酸基と糖類との錯化(エステル結合)によることを明瞭にした。また常磁性NMRと円二色性スペクトル(CD)から.糖類の結合が、タンパク質の二次構造(特にα-ヘリックス領域)に影響を与え、また特にヘムクレバスの出口近傍のポリペプチド鎖がヘリックスへ巻き戻されることが示された。また同様にして行った変性実験からも糖類の結合がタンパク質全体の安定化に寄与していることが示唆された。
これらの結果から、糖類に応答した半人工ミオグロビンの活性上昇は、その二次構造レベルの変化に依存していることが分かり、分子認識部位のタンパク質への導入がタンパク質の人工機能化のための新しい市法論となることの分子レベルでの基礎付けができたと思われる。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 浜地 格: "Peroxidase Activity of Cytocwome C Generated by Phenylboronic Acid Modification" Chemistny Letters. 529-530 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 浜地 格: "Amiline-Hydroxylase Activity of Myoglobin by Coupling with a Membrane-Bound Electron Transport System" Chemistny Letters. 657-658 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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