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ホヤ喘息抗原のアレルゲン活性糖鎖の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07780501
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物有機科学
研究機関福山大学

研究代表者

太田 雅也  福山大学, 工学部, 助手 (00203802)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードホヤ喘息 / 糖鎖認識モノクローナル抗体 / ネオグリコリッピド / 0-グリコシド型糖鎖 / 硫酸含有糖鎖
研究概要

1.ホヤアレルゲン活性糖鎖認識のモノクローナル抗体の作製 H抗原をプロナーゼ消化して得られた糖ペプチド(HPG)を免疫源として用いてアレルゲン活性糖鎖を認識するモノクローナル抗体の作製を行った。現在まで、ホヤ抗原特有の糖鎖を認識する抗体を産生する細胞群が得られている。一方アレルゲン活性糖鎖を含むネオグリコリッピドの合成に成功し、これを用いてクローニングを行っている。
2.アレルゲン活性酸性0-グリコシド型糖鎖の構造解析 ホヤ体液200Lから単離したH抗原よりβ-eliminationによって0-グリコシド型糖鎖を切り出し、QAE-sephadex陰イオン交換クロマトグラフィーで極性により分画した。このうちもっとも極性の小さい1モルの硫酸基をもつオリゴ糖画分を、さらにYMC-pack polyamine-llカラムを用いるHPLCで分離精製した。さらに得られたオリゴ糖の構造は、限定過ヨウ素酸酸化-ABEE標識法で糖鎖の還元末端をラベルした後、糖組成分析、FAB-MS,酵素消化、^1H-NMRで解析した。このうち、主成分であった2種のオリゴ糖の構造は、アレルゲン活性を示す中性五糖アルコールと同じ骨格構造を持ち、一方の非還元末端に存在するβ-結合N-アセチルガラクトサミン残基の3位あるいは4位に硫酸基が結合している次のような構造であった。
HSO_3-3GAlNAcβ1-4(GalNAcα1-2Fucα1-3)GlcNAcβ1-3GalNAc-ol、
HSO_3-4GAlNAcβ1-4(GalNAcα1-2Fucα1-3)GlcNAcβ1-3GalNAc-ol
現在、この手法を用いて他の成分についても解析中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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