研究課題/領域番号 |
07780503
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
構造生物化学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
西村 仁 北海道大学, 薬学部, 助手 (80241347)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 血漿カリクレイン / ブラジキニン / 血小板凝集 |
研究概要 |
(1)PK-120の血漿カリクレイン(PK)消化により生成する断片の血小板凝集に対する影響:PK-120をPKで限定分解後その消化物をFPLCを用いて分離し、70kDaOYOBI35KDa断片を得た。そこで血小板凝集測定系12PK-120およびこれらの断片を加え、血小板凝集におけるこれらの蛋白質の影響を調べた。その結果、PK-120と35kDa断片に血小板凝集阻害活性が見いだされた。さらにPK-120と35kDa断片の血小板凝集阻害における濃度依存性を調べた結果、35kDa断片がより強い阻害活性を持つことが判明した。 (2)PK-120のPK消化により生成するペプチドの同定と機能解析:PK-120をPKで限定分解後その消化物を逆相HPLCを用いて分離し、アミノ酸分析でペプチドを幾つか同定した。そのうちの1つ(Pro^<634>-Arg^<660>)はC末端側3残基が生理活性ペプチドブラジキニンと同一であったため、このペプチドを化学合成した。そして得られたペプチドをFITCでラベル後血管内皮細胞や好中球、THP-1(単球系細胞)、U937(単球系細胞)に加え、これらの細胞に対する結合性を調べた。しかし、いずれの細胞においてもこのペプチドの結合性は見られなかった。また、これらの細胞にペプチドを加えたときの細胞応答(カルシウムイオン流入反応および活性酸素生成反応)を調べたが、有意な応答は見られなかった。
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