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動物細胞由来の糖タンパク質に含まれる抗原性糖鎖の発現制御メカニズム

研究課題

研究課題/領域番号 07780506
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 構造生物化学
研究機関東京大学

研究代表者

川野 武弘  東京大学, 医科学研究所, 助手 (30211866)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードCHO細胞 / シアル酸 / 抗原性糖鎖 / N-グリコリルノイラミン酸 / cDNAクローニング / PCR / 糖タンパク質 / 遺伝子発現
研究概要

1. CHO細胞におけるCMP-NeuAc水酸化酵素の発現を解析する目的で、まず、ハムスターの本酵素cDNAの全長を得ることをめざした。N-グリコリルノイラミン酸(NeuGc)の発現が高い変異株より調製したcDNAを用いて、ポリメレース・チェイン・リアクション(PCR)を行った。マウスの配列に基づいて合成した複数個のプライマーを用いて、様々な組み合わせで繰り返し試みた結果、本酵素のcDNAの一部分を増幅することに成功した。次にCHO-K1細胞から調製したcDNAライブラリーを用いて、同様のプライマーによるPCRを行ったが、ライブラリー中に含まれる本酵素のクローンの存在頻度はきわめて低いことが判明し、スクリーニングに用いるライブラリーとしては不適であると判断された。現在、本酵素の高発現変異株からcDNAライブラリーを作成することを検討中である。
2. CHO細胞からは本酵素の発現レベル、及びNeuGcの発現レベルがきわめて低い変異株が得られている。この変異株を無血清培地中で培養すると増殖がほぼ停止するという知見が得られている。又、牛胎児血清を加えることで増殖能が復帰することから、牛血清糖タンパク質中に含まれるNeuGcが細胞増殖に何らかの寄与をしている可能性が考えられる。そこで、低発現株にマウス由来の本酵素遺伝子を導入した安定変異株を得ることによって無血清培地中での増殖能が復帰するかどうかを解析する予定である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Takehiro Kawano: "Molecular cloning of cytidine Monophospho-N-acety meuraminic acid hydroxylase" The Journal of Biological Chemistry. 270. 16458-16463 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Takehiro Kawano: "Molecular basis for tissue-and species-specific modification of sialic acid" Glycoconjugate Journal. 12. 513- (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Susumu Koyama: "A naturally occurring 46-amino acid deletion of cytidine mono-phospho-N-acetylneuraminic acid hydroxylase leads to a change...." Glycoconjugate Journal. (発表予定).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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