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光刺激で誘導される新規抗オーキシン活性物質MBOAにより制御される遺伝子群の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07780527
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機能生物化学
研究機関筑波大学

研究代表者

穴井 豊昭  筑波大学, 応用生物化学系, 助手 (70261774)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード光屈性 / 抗オーキシン活性物質 / 遺伝子発現 / MBOA / DMBOA / Cl-DMBOA / SAUR
研究概要

筆者は、光屈性反応のメカニズムを明らかにすることを目的として、光誘導性抗オーキシン活性物質MBOAにより発現制御を受ける遺伝子の探索およびMBOAと同様に、光照射によって誘導される新たな抗オーキシン活性物質の探索を行った。その結果、本年度、以下の成果を2編の論文と1編の総説として公表を行った。
1.光照射したトウモロコシ芽生えから新たに2種類の抗オーキシン活性物質を単離し、その化学構造が、MBOAの類縁体の6,7-dimethoxy-2-benzoxazolinone(DMBOA)及び4-Cl-6,7-dimethoxy-2-benzoxazolinone(Cl-DMBOA)であることを明らかにした。また、このうちの一つCl-DMBOAは、新規の化合物であった。
2.Cl-DMBOAの化学合成法を確立した.
3.IAA単独及びIAA・MBOAの混在処理を行ったアベナ子葉鞘切片からmRNAを抽出し、in vitro transcription-2D-PAGE法により解析したところ、IAAにより発現が誘導されMBOAにより発現が抑制されるmRNAの存在が確認された。
4.オーキシンによって発現が誘導される、ダイズSAUR遺伝子の発現をRT-PCR法を用いて解析したところ、この発現誘導がMBOA処理によって抑制されることが明らかになった。
現在、SAUR遺伝子と同様の挙動を示す遺伝子群をアベナから単離すると共に、新たに単離した抗オーキシン活性物質のSAUR遺伝子についての効果も併せて解析しており、これらの成果についても、今後、公表して行く予定である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 穴井豊昭: "光屈性研究の新たな展開" 化学. 51. 66-67 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] S. Kosemura: "Isolation and characterization of 4-chloro-6,7-dimethoxybenzoxazolin-2-one, a new auxin-inhibiting benzoxazolinone from Zea mays" Chemistry Lett.1053-1054 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] T. Anai: "A new auxin-inhibiting substance, 4-Cl-6,7-dimethoxy-2-benzoxazolinone, from light-grown maize shoots" Phytochemistry. (印刷中). 1996

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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