• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

シビレエイ電気器官神経終末Caチャネルの生理機能及びその分布に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07780564
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物物理学
研究機関東京大学

研究代表者

得丸 博史  東京大学, 薬学部, 助手 (70262160)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードシビレエイ電気器官 / シナプトソーム / カルシウムチャネル / アセチルコリン / cDNAライブラリー
研究概要

1.シビレエイ電気器官からシナプトソームを調製し、高K溶液を用いた脱分極刺激によって誘起されるアセチルコリン量を化学発光法により定量した。そして、ω-コノトキシンGVIA、ω-コノトキシンMVIIC、ω-アガトキシン、カルシセプチン、ジヒドロピリジンのようなCaチャネルブロッカーを作用させて、アセチルコリン遊離に対する阻害効果を調べた。その結果、シビレエイ電気器官神経終末には、哺乳類のN型、P型、及びL型に対応する3種のCaチャネルが存在することが示された。また、ω-コノトキシンMVIICはP型及びN型の両方のCaチャネルを阻害することが示された。
2. L型Caチャネルのα_2δサブユニットを認識する抗体を利用した抗体カラムクロマトグラフィーにより、シビレエイ神経L型Caチャネルのα2δサブユニットを精製した。この時、α2δサブユニットと供にシンタキシンが精製されたことにより、これら2種の蛋白質は神経終末の形質膜において複合体を形成していることが明らかとなった。更に、抗シンタキシン抗体を用いたカラムクロマトグラフィーの結果と合わせて考えると、シンタキシンにはCaチャネルと複合体を形成しているものと単独で存在しているものがあることが分かった。
3. P型及びN型Caチャネルに特異的と思われる配列を持ったペプチドを合成し、これらに対する抗体を作製した。
4.シビレエイ中枢神経系の電気葉からmRNAを抽出し、cDNAライブラリーを作製した。これを大腸菌に発現させて、抗体によりスクリーニングを試みているところである。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Hiroshi Tokumaru: "A Calcium Channel from the Presynaptic Nerve Terminal of the Narke japonica Electric Organ Contains a Non-N-type α_2δ Subunit" J. Neurochem.65. 831-836 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Hiroshi Tokumaru: "Three Types of Calcium Channels Co-exist in Electric Organ Synapto-somes" Neuroscience. (印刷中). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi