研究課題/領域番号 |
07780627
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
木俣 行雄 奈良先端科学技術大学院大学, 遺伝子教育研究センター, 助手 (60263448)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 核 / タンパク質輸送 / 核膜孔 / GFP / NUP133 / ヌクレオポーリン |
研究概要 |
核蛋白質の核への移行に障害ある酵母(S.cerevisiae)変異株の取得と解析を目的として研究を進め、以下の結果を得た。 A)蛋白質の核への移行の可視化を目的とし、クラゲ由来の緑色蛍光蛋白質(GFP)cDNAとアフリカツメガエル由来の核蛋白質nucleoplasmin cDNAを融合させて酵母細胞内で発現させ、以下の知見を得た。1)GFPと融合させてもnucleoplasminは核に移行し、その移行は緑色の蛍光により可視化された。2)酵母の培養温度が上昇するにつれ、GFPの発する蛍光強度は著しく低下した。この原因は、GFPの蛍光体形成が高温ではうまくなされないためだと考えられた。 B)nucleoplasminを発現する温度感受性変異株500種を対象とし、増殖制限温度で培養したときのnucleoplasminの局在を蛍光抗体染色法により調べた。その結果、核蛋白質の核への移行に障害があると考えられる酵母変異株が3種選択された。その中の1種は、nucleoporinの1種であるNUP133遺伝子の変異株であった。
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