• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ペルオキシソーム形成因子の単離と解析

研究課題

研究課題/領域番号 07780631
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 細胞生物学
研究機関姫路工業大学

研究代表者

塚本 利朗  姫路工業大学, 理学部, 助手 (30236864)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードペルオキシソーム / 遺伝病
研究概要

ペルオキシソームは真核生物に広く存在する細胞小器官であり、脂肪酸のβ酸化系をはじめ種々の機能を有している。また、先天性の遺伝病であるペルオキシソーム欠損症(Zellweger症候群など)が知られており、その一次的な病因はペルオキシソーム形成過程の障害によると考えられている。これまでにチャイニーズハムスター卵巣由来CHO細胞より3つの異なった相補性群に属するペルオキシソーム欠損変異細胞を得ている。
本研究では、一過性発現を利用したスクリーニング系を用い、相補遺伝子のクローニングを行った。具体的には、小分けしたcDNA発現ライブラリーを作成し、ペルオキシソーム欠損細胞に導入し、相補活性のあるcDNAを含むプールを同定し、さらに陽性プールを分割し、目的のクローンを得ようとするものである。新たに作成したcDNAの発現ライブラリーを約30万個スクリーニングし、変異細胞の1つである、ZP92細胞についてその欠損を相補するPAF-2cDNAの単離に成功した。
PAF-2は分子量104kDaの蛋白であり、抗体を用いた解析により、ペルオキシソーム膜に存在することを明らかにした。PAF-2cDNAはヒトペルオキシソーム欠損症の相補性C群の細胞も相補した。本研究の結果は一過性発現系を用いたスクリーニング法の有効性を明確に示しており、今後新たに得られた変異細胞についても同様の方法で相補遺伝子の単離を行っていく。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Toshiro TSUKAMOTO: "Peroxisome assembly factor-2,a putative ATPase cloned by functional complementation on a peroxisome-deficient mammalian cell mutant" nature genetics. 11. 395-401 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi