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分裂装置に局在するヒトデ卵70K微小管結合蛋白質の機能解析に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07780632
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 細胞生物学
研究機関大妻女子大学

研究代表者

細谷 夏美  大妻女子大学, 社会情報学部, 講師 (70212199)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード細胞分裂 / 微小管 / 微小管結合蛋白質 / 分裂装置 / 棘皮動物 / 卵細胞
研究概要

本研究は、我々が棘皮動物の卵細胞より精製した70KMAPにつおて、その機能をさらに詳しく検討することを目標としており、本年度は、(1)70KMAPの微小管結合部及び微小管重合促進活性を持つ部位の同定を行う、(2) 70KMAPのアミノ酸一次配列を明らかにするためにDNAの配列決定を行う、の2点を目標として実験を行った。その結果、現在までのところ以下のような結果を得た。
1.キヒトデ卵細胞より精製した70KMAPを、キモトリプシンで限定分解し、得られたフラグメントについて、微小管との共沈実験を行って微小管結合活性を持つ機能フラグメントの同定を試みた。70KMAPは、キンモトリプシンにより、大きく分けて50K〜70K、30K付近、及び15K以下のいくつかのフラグメントに分解される。このうち、明らかに微小管結合活性を示したのは50K〜70Kのフラグメントのみであった。現在、それらのフラグメントのアミノ酸一次配列を自動アミノ酸シークエンサーにより解析中である。
2. 1と平行して、70KMAPのアミノ酸一次配列を明らかにするために、まず、PVDF膜上に転写した70KMAPのアミノ酸配列を試みた。しかし、70KMAPのN末はブロックされており、N末端からのアミノ酸配列決定はできなかった。そこで、PVDF膜上でブロムシアン分解を行ったが、うまくいかないため、70KMAPをカラムにより精製し、溶液中でブロムシアン分解を試みている。この方法で得られた70KMAP断片でアミノ酸配列の同定を行い、1より得られた配列も参考にして、ヒトデ卵のcDNAライブラリーをスクリーニングし、クローン得て、70KMAPのDNA配列を決定したいと考えている。また、70KMAPは収量が少ないため、現在、大量に精製する方法についても併せて検討している。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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