研究課題/領域番号 |
07780666
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
発生生物学
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研究機関 | 甲南大学 |
研究代表者 |
西方 敬人 甲南大学, 理学部, 講師 (80212116)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1995年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | ホヤ卵 / マイオプラズム / 細胞骨格 / 筋肉細胞分化決定因子 / マイオプラズミンC1 / アクチン / チューブリン / カタユウレイボヤ |
研究概要 |
ホヤ卵には、明瞭に見分けられるいくつかの細胞質領域が存在し、それぞれの領域には、組織分化の引金を引く決定因子が局在していると考えられている。この決定因子は、マイオプラズミンC1を中心にした決定因子複合体として細胞骨格構成分子、母性mRNA、RNA結合タンパク質など種々の分子の相互作用により結合し、機能していると考えられる。 本研究では、生体内における2つのタンパク質の相互作用の有無を検出する「TWO-HYBRID SYSTEM」という新しい実験法を用い、「決定因子複合体」の新たな構成分子を捜し出すことを目的とした。 そのためにまず、細胞骨格アクチンに結合する分子の探索をおこなった。しかしこれまでのところ、細胞骨格アクチンとの結合を示す新たな分子の単離には至っていない。その一方で、ホヤ卵においてもう一つ別に細胞骨格アクチン遺伝子が存在することが示されてきた。そこでカタユウレイボヤ卵における、本当の細胞骨格アクチン遺伝子のクローニングをPCR法により行った。そして現在、PCR断片を得ており、その塩基配列およびその発現が細胞骨格タイプであることを確認した。さらに約2kbのcDNAクローンも得ており、全長cDNAのクローニングを行った後に改めて{TWO-HYBRID SYSTEM」による結合タンパク質の検索を行う予定である。それに加えて、ホヤ卵におけるチューブリン遺伝子のクローニングも同程度まで進んでおり、阪神淡路大震災により失ったマイオプラズミンC1遺伝子の再クローニングも進んでいる。研究計画に記した予定とは異なった展開となったが、カタユウレイボヤ卵内に確実に存在する細胞骨格構成分子の主だった遺伝子が単離できたことになり、これからの細胞質再配置、決定因子分配のメカニズムを分子的に解析してゆくのに大いに役立つと考えられる。
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