研究課題/領域番号 |
07780670
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
後藤 薫 東北大学, 医学部, 助教授 (30234975)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | ジアシルグリセロール / クローニング / 脳 / 核 / mRNA |
研究概要 |
これまでクローニングして得たI型、II型およびIII型DGキナーゼのcDNAを用いて、脳および網膜から抽出したmRNAをもとにして作製したcDNAライブラリーを低いstringencyの条件でスクリーニングした結果、新しいDGキナーゼアイソザイム(IV型)のクローンを得ることができた。このIV型はこれまでのI型からIII型のものとは異なり、その一次構造中にカルシウム結合部位であるEFハンド構造を欠き、またカルボキシル基端側に4つのアンキリン類似配列を含んでいた。このような構造上の特徴は近年クローニングされたショウジョウバエの網膜変性変異体(retinal degeneration A,redgA)の原因遺伝子であるrdgA-DGキナーゼのものと酷似していることが判明した。さらにこのIV型は核移行シグナルをも含んでおり、核内の情報伝達係に関与することが示唆された。 そこでこのIV型DGキナーゼのcDNAを培養COS細胞に遺伝子導入し種々の性質を調べた。一次構造中にEFハンド構造を持たないことから予想されたように、DGに対するリン酸化反応がカルシウム非依存性であった。またepitope tag(抗原決定基マーカー)を用いた実験では免疫細胞化学的にIV型DGキナーゼの核内局在が証明された。これらの所見はIV型DGキナーゼの機能のみならず、核内におけるリン脂肪代謝の解明にも有意義なものと思われる。
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